コラム

ICカードのセキュリティ課題とは?顔認証システムによる解決方法を紹介!

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ICカードは、企業の社員証や入館カード、クレジットカードなど、様々な用途で利用されています。不正な利用を防ぐために、偽装防止や暗証番号による段階的な認証機能を搭載し、これまで安全性を高めてきました。

しかし、物理的なカードとして存在するICカードには、避けることが非常に難しいセキュリティリスクも存在します。

この記事では、ICカードにおけるセキュリティリスクと、その弱点を克服する顔認証システムについて解説します。

ICカードの用途

現代において、ICカードは様々な用途で利用されています。

社員証

企業内での出入りや、セキュリティ管理のために使用されます。
社員証には、社員番号や部署名などの情報が含まれており、社員証を持つことで、企業内での正当な立場を証明することができます。

入館カード

オフィスビルや公共施設の入口に設置されたカードリーダーで認証を行い、入館することができます。
入館カードには、入館時間や利用者の情報が記録されており、出入りの履歴を管理することができます。

クレジットカード

商品やサービスの支払いに使用されます。
クレジットカードには、カード番号や有効期限などの情報が含まれており、カードリーダーで認証を行うことで、利用者のアカウントから支払いが行われます。

多くの方が使い慣れているICカードは、「認証」を必要とする環境で非常に使いやすい仕組みと言えます。

ICカードのセキュリティ・管理課題

使いやすく、幅広い用途で活用できるICカードですが、次のような課題が存在します。

紛失や盗難による不正利用のリスク

ICカードは物理的に持ち歩く必要があり、紛失や盗難の被害を受けるリスクが存在します。
一般的に、ICカードの基本的な管理は従業員に任されていますが、人間の注意だけではいつかセキュリティインシデントが発生する可能性もあるでしょう。

利用時の手間

ICカードを認証するだけの手間だと考えがちですが、荷物を持っているシーンや大人数が順番に認証する場合には、不便が生じることがあります。
特に出退勤時刻を決めている組織では、出社時刻や退社時刻に行列ができることは多いのではないでしょうか。
また、大きな荷物の搬入出の際はスムーズな作業の妨げになることもあります。

カードの破損

ICカードが何らかの原因で破損した場合、認証することができなくなります。
カードの再発行までは予備のカードで代替する対応が考えられますが、複雑な権限設定や顔写真が必要な用途では代替カード自体がセキュリティリスクになる恐れもあるでしょう。

ICカードという仕組み上、このようなリスクを避けることは困難と考えられるのではないでしょうか。

ICカードにおけるセキュリティ・管理課題の解決方法

前述したICカードの課題は、顔認証システムにより解決できる可能性があります。

セキュリティの向上

顔認証システムにより、ICカードよりも高度なセキュリティを確保できます。
顔認証システムは、顔の特徴データを取得して認証を行うため、ICカードよりも偽造されにくく、盗難や紛失の心配がありません。
近年ではマスクやサングラスを着用していても認証を行える顔認証サービスも多くあるため、適切な利用環境であれば認証精度に悩まされることも少ないと言えるでしょう。

利用時の手間の軽減

認証機器にカードをかざす手間がなく、カメラに顔を映すだけで認証が完了します。
ICカードと比較してスムーズな認証を行えるため、出入り口やエレベーター、セキュリティチェックなどの場面で大きなメリットを発揮します。
大人数が同時に認証を必要とするシーンでは、ウォークスルーに対応した顔認証システムが有効です。
立ち止まることなく歩きながら認証を行えるため、混雑を解消することを期待できます。

破損の心配がない

大きな怪我や顔の大部分を隠してしまう着衣などの例外を除き、本人の顔をカメラにかざすことで認証することができます。
再発行や権限の再設定などの作業が生じることがないため、管理部門の工数削減にも繋がるでしょう。

顔認証システムは人物の「顔」で認証が完結し、モノの管理が不要となる点が課題解決に繋がるポイントです。

顔認証システム導入の成功事例

実際に顔認証システムを活用し、業務改善に繋がった事例を紹介します。

顔認証による入退室管理

株式会社レアジョブでは、ICカードによる入退室管理システムから顔認証システムへ切り替えを行ない、年間約150万円のコスト削減に成功しています。
感染症対策と、ICカード紛失事故のリスクを加味し、顔認証システムへの切り替えを検討したようです。
導入後は認証速度や精度の高さによる効率化、打刻修正に割いていた工数も大幅に削減されています。

▶︎ 株式会社レアジョブの導入事例詳細はこちら

会員カードから顔認証に切り替え

イオンスポーツクラブ 3FITでは、施設への入退場に顔認証システムを活用しています。
これまでは会員に対してICカードを発行しており、情報紐付けやカード作成の手間が店舗に発生していました。
切り替え後は写真撮影をするだけで会員システムへの登録が完了するため、大幅な工数削減に繋がっています。

▶︎ イオンスポーツクラブ 3FITの導入事例詳細はこちら

顔認証システムは、工数削減やセキュリティ対策に大きな効果を発揮します。
また、用途に合わせて適切にシステムを活用することで、コストメリットを見込むことも可能です。

認証システムの導入やリプレース時には入念な検討を

顔認証は近年活用が広がっているシステムであり、メリットや活用シーンを詳しくご存じではない方も多いと言えます。
そのため、認証システムの導入を検討する際は、使い慣れているICカード方式を選定することもあるでしょう。

ICカードは多くの方が慣れ親しんでおり、利用方法が分かりやすい優れた認証の仕組みです。しかし、この記事で紹介したように、用途によって顔認証システムが大きな効果を発揮できるケースもあります。

自組織が望む機能を検討し、メリットの大きい認証システムを選定することが大切です。

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