コラム

顔認証の問題点や危険性とは?リスクと対策方法について解説

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顔認証システムの導入を考えていても、セキュリティ面や危険性などが気になって踏み切れない経営者の方もいるでしょう。テクノロジーの発達によりさまざまな場面で取り入れられている顔認証ですが、一体どのような問題点やリスクがあるのでしょうか。

今回は、顔認証の問題点や解決方法、運用時の注意点などについて詳しく解説していきます。リスクと対策方法を正しく理解していれば、顔認証は十分安全に運用することが可能です。

顔認証とは?どのような仕組みなのか

「顔認証」とは生体認証のひとつで、「顔」から本人を特定する認証方法です。顔認証では「目」や「鼻」「口」などの位置と大きさで本人を認識します。機器に触れず認証が完了するため、衛生面での評価も高く、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症対策としても有効です。

顔認証が抱える4つの問題点や危険性とは?

顔認証は他の生体認証と比べてセキュリティレベルの高い認証方法ですが、少なからずリスクも存在します。リスクに対して正しい対応をとることでリスクマネジメントが可能ですので、運用後のトラブルを防ぐためにも、顔認証の問題点と危険性を確認しておきましょう。

情報流出時のリスクが大きい

顔認証は誰にも偽造できない「顔」がパスワードとなるため、セキュリティレベルは極めて高いです。一方で、顔写真の流出が生じた場合のリスクは大きくなります。運転免許証の番号やマイナンバー、ID、パスワードなどは変更できますが、顔データは簡単には変更できません。

個人のプライバシー問題に発展しやすい

顔データは個人を特定する個人情報になります。そのため、顔データの管理方法を顔認証の導入前に決めておかないと、運用後にデータの取り扱い方法に関して人権問題へと発展する可能性があります。思わぬトラブルを防ぐためにも、「事前に個人の許可を取る」、「データは暗号化して保存する」などの対策を講じておきましょう。

顔データの取り扱いに注意する

万引きやクレーマーなどの犯罪を抑止するため、顔認証データを使用した監視が行われるケースも少なくありません。人物の誤認やプライバシーを侵害するデータ使用が起きないよう、企業は顔データの取り扱いを慎重に行う必要があります。

顔認証の精度にムラがある

そもそも導入した顔認証システムの精度が高くない場合、運用に手間がかかってしまうという問題点が挙げられます。

顔認証の精度が低いシステムを導入してしまうと、トラブルの対応に時間や人員を割く必要が出てきたり、代替ツールや新たなシステムを導入することで余計にコストがかかったりというリスクが考えられます。導入時に、マスクやメガネをしていてもスムーズに認証が可能か、生体の誤認は起きないか、などの検証が必要です。

顔認証の問題点に対する解決方法は?

メリットだけではなく問題点もある顔認証ですが、次のような解決方法を知っておけば、運用後のトラブルを防げます。

・個人の同意を得てからシステムを利用する
・のぞき見ブロックのソフトを導入する
・他の認証技術を併用してセキュリティを固める
・認証精度の高いシステムを選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

個人の同意を得てからシステムを利用する

顔認証をスムーズに、安全に運用するためには、個人の同意を得ることが大切です。また、利用者の顔データが何に使われ、どのようなセキュリティが講じられているのかを丁寧に説明する必要もあります。「特定の利用目的を超えたデータ利用はしない」といったルールの策定と遵守も重要です。

顔データの管理を徹底するためにも、顔認証システムを選ぶときには、次のような特徴があるかどうかをチェックしておきましょう。

・情報は暗号化されてデータベースに保存されるか
・スタンドアローンでも利用できるか

上記の2点を重視すると、個人のプライバシーも守られセキュリティ面においても安全に顔認証システムを導入することが可能でしょう。

のぞき見ブロックのソフトを導入する

近年ではテレワークの導入が進んでいるため、PC画面での顔認証における問題も発生しているでしょう。PC画面での顔認証の問題には「のぞき見」をブロックする外部ソフトを併用することが推奨されます。

のぞき見防止ソフトは、画面に表示されている情報の保護に特化しているソフトです。PCに搭載されたカメラと顔認証技術を利用して「事前に登録していない人物の顔が写り込んだとき」、「PCを利用している人物の顔が一定時間認識されなかったとき」などに画面をロックします。複数人が画面を見ながら会話できるように設定を変えることも可能です。

他の認証技術を併用してセキュリティを固める

顔認証のような生体認証だけではなく、他の認証技術と組み合わせてセキュリティレベルを高めるのもひとつの方法です。具体的な例としては、IDやパスワードを併用した「多要素認証」が挙げられます。この他にも、以下のような認証方法との併用が考えられるでしょう。

・ゼロトラストモデル
毎回アクセス認証を行う認証方法です。

・マルチモーダル認証
2種類以上の生体情報を利用する認証方法です。

ただし、認証方法の併用はユーザーの負担を増やすため、ユーザーの利便性も考慮したうえで併用する認証方式を選択しましょう。安全性と利便性を高めれば、顔認証をさらに使いやすくすることができます。

認証精度の高いシステムを選ぶ

基本的には、顔認証システムのスペックとセキュリティレベルの高さは比例します。そのため、顔認証の危険性を回避するためには、スペックと認証精度の高いシステムを選ぶことが肝心です。

認証精度の高い顔認証システムを選ぶときには、次のようなポイントをチェックするといいでしょう。

・マスクやメガネ着用時も認証できるか
・認証スピードはどのくらいか
・大人数の同時識別などに対応しているか

顔認証システムのなかには 周囲の明るさや、カメラに写り込んだ人数の多さで認証精度が低下するものもあります。適切な運用を実現するためにも、事前のスペック確認は欠かせません。

特に人の出入りが多い場所に設置する場合は、顔認証システムのスペックが低いと対応できないことがあります。スペック選びで迷ったときには、顔認証に特化しているメーカーの製品を選ぶといいでしょう。

なお、JCVでは高い認証精度を誇る顔認証システム「SDK」を提供しています。世界最高レベルのAI技術によって生体の認識精度99%以上を実現している他、最大2万人の顔データ登録も可能です。さらに大人数の認識もスピーディーに行います。

顔認証のセキュリティレベルは高い

ここまで顔認証の問題点や危険性、リスクを解説しましたが、顔認証のセキュリティレベルは高いため、基本的な運用ルールと対策を講じていれば運用後のトラブルは防げます。他の生体認証と比べても、顔認証のセキュリティレベルは高いのです。

たとえば、指紋認証は指紋を複製されるリスクがあります。しかし、「顔」の複製は極めて困難です。近年では「なりすまし」を防ぐ生体検知が搭載された顔認証システムもあるので、不正に認証を潜り抜けるのは難しくなっています。

事実、テロ防止や不正アクセス対策として、さまざまな空港や公的機関が顔認証システムを採用しています。これは、顔認証のセキュリティレベルが高いことを各機関が認めているからです。

一般的な企業においても、顔認証を活用するシーンは少なくありません。新型コロナウイルス感染症の影響により、マスク着用時でも精度の高い認識ができ、非接触で識別が完了する顔認証の導入は今後も広がっていくでしょう。

リスク対策をしつつ、顔認証を正しく利用しよう

顔認証のセキュリティレベルは高いですが、リスクもあるので運用には注意が必要です。認証精度やプライバシーを軽視すると、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。そのような事態を避けるためにも、精度の高い顔認証を導入するようにしましょう。

なお、JCVでは精度の高い顔認証ソリューションを提供しています。業界最高権威の比較テストでNo.1を獲得した顔認証アルゴリズムを採用しており、さらに、「なりすまし」を防ぐ生体検知や、マスク着用時の認証にも対応しています。

認証速度も高速で、複数のソリューションがラインナップされているため、人の出入りが多い場所でも自由度の高い顔認証が可能です。顔認証のリスク対策をしながら、安全性と精度の高い顔認証システムの運用を実現させるためにも、JCVの顔認証ソリューションを検討してみてください。

JCVが採用しているSenseTime社の顔認証精度は高く、顔認証業界で最も権威のあるNIST(アメリカ国立標準技術研究所)のFRVT(顔認証ベンダーテスト)の複数項目で世界ナンバーワンを獲得しています。プレスリリースはこちらから

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